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CROSS POINT XP-BD/PS SE 登場のご案内

 CROSS POINT社からコンセントボードXP-BD/PS SEが登場します。
今までの基本コンセプトを改め、NEWコンセプトでの再出発とし、現行のXP-BD/PSとXP-BDF/SEはディスコンとなります。
製品を設計、発展させていくには、1つのコンセプトを継続していく方法と、視点を変えコンセプトを変え発展する方法の二つがありますが、今回は後 者となります。
今までの製品ではコンセントボードと名乗りながらも、設置する壁の影響をある程度考慮する必要がり、場合によってはコンセントボードを装着する前 のボードを必要とすることがありました。
コンセントボードの設置の仕方は(一般的に)壁に並行、重力方向に垂直と言うもの。
建物自体が(構造的・外的要因を含め)単一方向のみへの荷重負荷ではない状況で、(建物の)壁に装着するコンセントボードは面に垂直方向に対して の強度計算のみではいけないと言う結論に。
コンセントボードをボードと言うよりは一つの建築物、構造物として考え、理論強度と実際の強度も視野に入れながら再設計しました。
その理念は上下CFRPボードによりサンドイッチされる中心コンポジット部の3次元的設計・デザインに反映されています。
カーボン繊維(プリプレグ)の積層プログラムも一新されています。
これによりXP-BD/PS SEは1つの構造物として高い(実用)強度を手に入れたと言えるでしょう。


その音ですが、ここ最近のCROSS POINT社新製品に統一されるサウンドです。
音楽の背景が非常に静か、
深く沈む陰影を背景にし、そこに描かれる音楽は羊羹のように甘く、そして濃厚
音楽全体で言うなら、懐石のように繊細であり、そして大胆な
そのように表現するなら分かりやすいでしょうか(単に楽しようとしてるだけかもしれませんが)。

この製品はCROSSPOINT社のコンセントとのマッチングを考慮しデザインされています。
コンセント単体を考えた際、より剛性を高めるならフレーム部をもっとマッチョなデザインにすればいい。
しかし実は過去にそれで失敗しています。
音までマッチョになり、くつろげなくなってしまったのです。
F1に例えるなら、パワーはあるがくそ重たいエンジンを載せたら、最高速のみは速くなったけれど、直線加速もコーナーリングも遅くなってしまった と言うような。
そのようなわけで、コンセントとコンセントボードの役割を二分し設計されたのがXP-PSシリーズであり、XP-BD/PS SEでもあるわけです。
他メーカーのコンセントをお持ちの方にも当然にお薦めですが、CROSS POINT社のコンセントをお持ちの方には是非ともお薦めです。

XP-BD/PS SE 168000円(税込)
SIZE:100×150×16mm