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座間DOLPHIN リファレンスインシュレーターの世代交代

 この度CROSS POINT社からリファレンススパイクコーンインシュレーターXP-SINが登場します。
それは=座間DOLPHINのリファレンスインシュレーターの世代交代を意味します。
それほどまでに絶対的な性能を持った製品です。
当然に今までのリファレンススパイクコーンも悪いものではなく、「これがインシュレーターの究極」と自分自身思って使っておりましたし、今でも優 れたインシュレーターだと思っております。
しかし技術者の立場では今までのスパイクコーンに対し音ではなく、技術的視点でいくつかの問題を感じてもいました。
「音に満足してるのだから」とそこにとどまり前に進まないのも1つの方法です。
「しかし、技術的不満を満たしたその先に何があるのか?」と思うのは技術者としての性
実は座間DOLPHIN始まってからずっとこの問題に取り組んでいたのでした。
ずっと取り組んでいましたのは、技術的不満点を解消する方法が見つからなく、現場へのリクエストを繰り返す事の連続だったからです。
現場との話し合うなかで、またここ最近見つけた新たなカーボンコンポジット積層プログラムを付け加え目標を上方に軌道修正していく中で、製品が完 成した次第です。

さて変更点ですが。
当然に内部の積層プログラムの変更は物凄く大きいのですが、それは企業秘密で突っ込んだ事は言えません。
ただ一つ言えるのは間違いなく弾性率は上がっていますし、内部損失も高くなっています。
私が言われるまでもなく気づかれると思いますが、はっきりした変更点は見た目でしょうか。
表面仕上げが以前は3K平織りだったものが、今回は3K綾織りになっています。
「それだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、そこには物凄い格闘があったのです。
見た目の違いしかないと思われるかもしれませんが、今現在の私の評価では、
綾織り>平織り
なのです。
綾織りの方が聴感上のSNに優れ音が深いのです。
「何でですかね〜」とTさんに質問した時に返ってきた言葉は、
「綾織りの方が折り目が少ない分、トータルでのエポキシ含有量が少ないからちゃいますかね。」
と言うものでした。
そして私自身もその説を今現在支持し、リファレンス製品の多くは綾織りと言う事に気づかれましたでしょうか!?
さて、それならそれで「綾織りに変えただけだろ?」と思われるかもしれませんが、そこが実は大変なのです。
そこで何度も失敗の山を築いたのです。
綾織りは平織りに対し網目が大きい為、綺麗に折り曲げづらく、スパイクコーンの様な小さいものを綺麗に作るのは至難の業なのです。
綺麗に折り曲げるのも難しいし、金型に入れコンポジット製品にエポキシの巣ができないように作り上げるのも至難の業なのです。
そのような背景で出来上がった製品でもあります。

さて、その音質ですが
聴感上のSNが格段に上がっています。
音場に見えた細かい粒子の様なノイズが綺麗にとれた事が目にも耳にも分かると思います。
結果、今までは絶対聴く事が出来なかったさらに下の低域が脚が生えるように顔を出し、そして滑らかで艶っぽく表情豊かな中域〜高域が顔を出しま す。
とにかく、音場も、音像も色濃く満ちているような感じです。
あれほど万能と思っていた以前のリファレンスインシュレーターが、XP-SINの前では空中にぽっかり浮かぶ蜃気楼のように感じてしまった次第で す。

私が考えるインシュレーターの究極はスパイクコーン(とスパイク受けの組み合わせ)です。
構造的にスパイクコーンを用いる事が出来ないケースは置いておいて、
それ以外の構造にどれだけお金をかけようが、スパイクコーンに変わるものはないと思っていました。
が、今までこの形状に胡坐をかき、この形状のポテンシャルを全然出し切っていなかった事をXP-SINに教えられたようです。

XP-SINによる座間DOLPHINのリファレンスインシュレーターの世代交代です。


XP-SIN 55000円(税込)/個 10月1日発売


奈良岡