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出汁の効いたオーディオ
オーディオボードへの回答NEW XP-BD登場

 

 

この度CROSS POINT社よりオーディオボードXP-BDが登場します。

「オーディオラック作らないのですか?」「オーディオボード作らないのですか?」
CROSS POINTを興してから多くの方から問い合わせがありました。
「在庫リスクの関係で今は考えていません。」
とその都度返答してきました。
ただCROSS POINTを興した直後はXP-BDと言うハニカムオーディオボードがあったのです。
軽量高剛性のそのボードは高い潜在能力を秘めていたのですが、軽量が故に設置環境で発揮されるパフォーマンスの変動が大きいという弱点もありました。
「オーディオ製品に完璧な製品はない。」
「弱点を含めてオーディオ製品を理解し、使いこなしで長所を出し切る。」
それがオーディオのロマンなのかもしれませんが、それはメーカーの言い訳かもしれない。
その様な理由から初代XP-BDは生産完了となりました。
その間、優れたスパイクコーンやスパイク受けを登場させ、その高いパフォーマンスを前に
「もしかしてオーディオラックのレベルがそこそこで、そこに優れたインシュレーターがあればそれでいいんじゃないのか?もしかしてオーディオボードってコストパフォーマンスの悪いジャンルではないのか?」
と自身のオーディオボード造りに自信が持てない時期があった事をここに正直に告白します。
その様な状況が長く続いた為CROSS POINT社には長くオーディオボードが存在しませんでした。

しかしオーディオボードの必要性に疑問を持たせた自信満々のインシュレーターがオーディオボードの存在意義を教えてくれたのです。
正確にはインシュレーターでは絶対に越えられない壁があり、それを超えるには優れたオーディオボードは必須であるという事を。
オーディオの振動は素材と素材の間に起こる高周波の共振と、目に見える体に感じる低周波振動があり、その低周波振動は体積が小さく軽いインシュレーターでは対応できないという事を。

「オーディオ再生において絶対に避けられないう下からの突き上げをいなすと同時に、オーディオコンポーネントの出す振動を(ボードを揺らすことなく)スムーズに逃がす。できる事なら素材間に起こる共振エネルギーを最小限に抑える。」

これこそが目指すべきオーディオボードの理想だという事に気づき開発目標となりました。
その目標を達成するためのコンセプトは
「ラック イン ラック」
です。
「カーボンファイバーコンポジットのラックをボードにしてしまう」
と言うものです。
もっと言うと
「ラックを超えるラックをボードにする。」
です。
オーディオラックと接する面、オーディオコンポーネントに接する面の両方に、単体でもオーディオラックボードとして通じる5mm厚ものカーボンファイバーコンポジットボード用い、更にはそのボード間を13個ものカーボンファイバーコンポジット製インシュレーターで固定しているのです。
この構造により、ボードはカーボンファイバーコンポジット製ラックを遥かに超える弾性率と強度を持ちます。
随分に欲張りなオーディオボードです。

そのパフォーマンスですが、
これはもう絶対に高性能インシュレーターでは手に入らないものです。
オーディオ的表現ではなくて申し訳ないのですが
「出汁の効いた音楽」を初めて聴く感じがします。
このボードを用いた音楽を聴いた後では、ボードを取り外した音楽は表面を取り繕っただけのものに感じてしまうのです。
このボードを用いないサウンドは水と味噌だけ作った(出汁も具もない)味噌汁の様にすら感じてしまうのです。
「出汁って何だろう?」と考えると、それは旨味成分の積層です。
決して口の中に広がる面積が増えたものではありません。
オーディオにおいてもある一定のレベルに達したなら、それ以上描かれる音楽ステージを広げることは出来ません。
しかし描かれる音楽の表面積は同じでも、その音楽を支える音の積層で人間は音楽的旨味と言う感動を感じ取れるのかもしれません。
NEW XP-BDはそのような事を教えてくれるオーディオボードだと思います。

オーディオボード
NEW XP-BD 360,000円(税込) 480×460×20mm